格闘技界でリル・ウェインみたいな別格の存在になりたい!【木村”フィリップ”ミノルのdopeなラップトーク#12】

6月19日にさいたまスーパーアリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~』にて、爽快なKO勝利でスランプからの完全脱出をアピールした木村ミノル選手。試合の振り返りから国内アーティストとの交流について語った前回に続き、今回は8月5日後楽園ホールへの意気込み、そして最近お気に入りの海外アーティストについて話をうかがった。


■8月5日開催!「Krush ウェルター級タイトルマッチ」について

―次の試合は8月5日後楽園ホールということなんですが、塚越選手はどのような印象ですか?


ミノル「毎回倒し合いをする名勝負製造機ですね。ダウンするけれど立ち上がるロッキーみたいな選手。しかも後楽園ホールだと超強くなるんですよ。会場が持ってる独特の空気感をパワーにしてるというか。今度の試合も後楽園ホールなんで楽しみですね」


――バチバチに打ち合うタイプなんすね。ミノル選手と相性が良さそうです!


ミノル「圧勝しますよ!名勝負する前にブッ倒します!」


――それにしても2ヶ月を待たずに試合とは、かなりハードなスケジュールですよね。


ミノル「なので試合後はゆっくり休んでました。リフレッシュしつつ、短いラウンドで体を慣らしてきた形ですね。一週間の半分ぐらいは休んで、もう半分は体を動かすくらいの感じだったんですが、7月上旬ぐらいから追い込みをスタートして、ぶっ続けで試合に向けて仕上げてきたっすね!」


■Lil Peep、XXX Tentacion…USの若手ラッパーは生き急ぎ過ぎ問題

―お休み中はかなり音楽も聴いてたんでしょうね。


ミノル「(ニヤリ)何から話しましょうかね・・・」


――以前テカシの紹介をしてもらったんですけど、色んな意味で調子に乗りすぎてバッシングも受けてますよね。

6IX9INE "Tati" Feat. DJ SpinKing (WSHH Exclusive - Official Music Video)


ミノル「言動も心配なんですが、問題はラップですよ。PV無しだと大体同じに聴こえるんですよね(笑)。」


―チーフ・キーフをはじめとするシカゴ勢をいじりまくった挙句、銃撃を恐れて警察と一緒に行動しているとか。


ミノル「あの辺の人たちは揉め事が尽きませんねえ。銃撃といえば、XXXTENTACIONが…。あの若さで亡くなってしまった…。結構ショックでしたね」

XXXTENTACION - SAD!


ミノル「Lil Peepとかもそうなんですが、生き方がドープ過ぎるんですよ。確かに生き急ぎ過ぎてる人って、その一瞬は超カッコいいんです。でも負けを経験したことで成長出来た僕としては、歳を重ねたからこそ出来る深みのあるラップも聴いてみたかった」


―日本でも結構衝撃を受けているリスナーが多いですよね。


ミノル「日本でもヒットしていましたからね。この前ジムに向かう道中テンタシオンの服を着てる子が前から歩いてきたんですよ。その時ちょうど僕もテンタシオンの曲を聴いてたので、『レスト・イン・ピース的な感じで着てるんだろうな』って思って、T シャツをガン見しちゃったんですよね。で、スレ違う時に軽くアイコンタクト。赤の他人同士が、あの瞬間だけちょっと通じ合った感じがありました」


ーー若手ラッパーといえば、ちょっと前からLil Skiesを聴いてるみたいすね。


ミノル「『Red Roses』って曲がかなり好きです。ルックス含めて「なんでこんなにかっこいいんだろう」って思っちゃいますね」

Lil Skies - Red Roses ft. Landon Cube (Dir. by @_ColeBennett_)


ミノル「それと『Welcome to welcome to the RODEO』。これは3ヶ月ぐらい前にリリースされた楽曲なんですけど、やっぱりヘビーローテーション。とにかく聴いていてフローが気持ちいいんですよ。ずっと聴いていたい気分になります」

Lil Skies - Welcome To The Rodeo (Dir. by @_ColeBennett_)


■格闘技界でリル・ウェインみたいな別格の存在になりたい

ミノル「あと、これもちょっと前になるんですがTYGAの『Taste』を聴いてましたね。MigosのOffsetがフィーチャリングされている曲です。とにかく景気の良い感じが最高です」

Tyga - Taste (Official Video) ft. Offset


ミノル「今の僕は上り調子なんで、あとは流れに乗っていくだけ。この曲を聴いて追い風を吹かせている感覚です。TYGAで言えば、クリス・ブラウンとの『Royal』も良かった。そう言えば、この曲にはリル・ウェインも参加してるんですよね。気持ち良く歌えるクリス・ブラウン、リラックス系で楽しい感じのラップをするTYGA、そこにリル・ウェイン。コレがかっこいい。リル・ウェイン最高」

Chris Brown - Loyal (Explicit) ft. Lil Wayne, Tyga


――結局そこですか(笑)。年内には<Cash Money Records>とのゴタゴタでリリースが延期されてた『Tha Carter V』がリリースされるなんて言われてますね


ミノル「リル・ウェインって、メジャーどころと共演してもちゃんと持ってく。存在感が違うんですよ。ラッパーにも色んな信念やスタイルがあると思います。そんな中でリル・ウェインは自分のままで勝ち続けてる。僕は格闘技の世界でそういう存在になりたいんですよ。『どんな大会だろうと木村ミノルが出たら引き締まる』って言われたい。存在感で勝負していきたいんです」


――最後に8月5日にある試合への意気込みを聞かせてください


ミノル「押忍!僕は3連勝中、しかも2回続けて相手を完封してKOで勝っています。でも僕からしたら、あくまでミックステープでヒットを出した感覚なんですよ(笑)。見てくださっている皆さんも「まあまあ調子いいじゃん?」程度でしょう?

でも今度の試合はタイトルマッチです。勝てば間違いなくビッグヒット。この土壇場でキッチリ結果を残せるかどうかっていうのは、アーティスト木村ミノルの在り方にも影響してくる。『何を馬鹿なこと言ってるんだ』って思われるかもしれないですけど、僕は自分のことを格闘技という芸術をやっている『マーシャルアーティスト』だと思っているんです。

この一戦は、僕がコアなファンにだけ愛されるミックステープ界のヒーローで終わるか、世界レベルのアーティストになれるか、その分かれ目です。もちろんミックステープ界のヒーローというのも、それはそれでアリなんですけど、とにかく勝ちを狙っていきますよ!楽しみにしててください!」

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