【CreepyNuts(R-指定&DJ松永)インタビュー】ヒップホップは自由だからこそ、色んな戦い方でエエと思うし、そうありたい

本来ならば8月にリリースされる予定だったCreepyNutsのメジャー・デビュー・シングル「高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。」。文中にも登場する「ヒップホップ過ぎる」事情によって延期となっていたが、遂に11月8日に正規リリースされた。

「話芸」を中心にした“メジャーデビュー指南”、大きな肯定を形にした“だがそれでいい”、そしてCreepyのもう一つの主戦場とも言えるトーク/ラジオである“相談室メジャーデビュー特別編(構成:佐藤満春)”を封入した本作は、彼らにのしかかるプレッシャーや大きな期待といった重圧を、しっかりと乗り越える充実のシングル。Creepyの「その先」をしっかりと見据えた作品を生み出した彼らが、この作品に込めた思いとは。


――「高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。」というタイトルのシングルを制作して、色々ありましたが…。このインタビューは10月に取っていますが、他メディアに出ているインタビューは、本来は8月に予定されていたリリース日程に合わせていたので、7月ぐらいに取ったモノが殆どですね。


DJ松永(以下M):インタビューもその時は明るい未来を見ながら受けてましたよ、延期になると思わずに……。結果、シングルが出てないのに、出てるテンションで話してるから、今読むと変な感じになっちゃってる。


R-指定(以下R):ラジオやテレビに出ても『プロモーション』じゃなくて、発売延期になりましたっていう『報告とお詫び』ですよ(笑)


M:テレビCMも文言を差し替えられなくて、出てないのに『発売中!』ってなってたり。実は、発売延期の前にも、最初に考えてたタイトルを変更しなくちゃならなくなって。だから結構『いわくつき』のシングルになんですよね。


――と言いますと?


M:最初は『S級素人』ってタイトルにしようと思ってたんですよ。


――(笑)!今回収録の“メジャーデビュー指南”のリリックにも出てきますが、プレステージ(AVメーカー)の名シリーズと同じ名前ですね!


R:まさにそれですよ(笑)


M:ただ、そのネーミングは商標登録されてて、タイトルとしては使えないんですよね。


R:それで、構成で鍵になってる落語の方に寄せて、“メジャーデビュー指南”になったんですよね。

――落語に「あくび指南」という演目がありますね。今回の延期は、サンプリングの許諾問題という、非常にヒップホップならではの問題によって引き起こされたそうですが。


M:『元ネタの弾き直し』だったんで、許諾は恐らく降りるだろうと思って制作を進めてたんですよね(註:原曲をそのままサンプリングして使用する場合は使用許諾を拒否されたり、使用料が高額になる場合があるが、弾き直し/カバーとして使う場合は、あくまで慣例上だが、許諾は降りやすい)。それでレコーディングして、マスタリングして、出荷までしたのに、結局ダメになっちゃって。弾き直しも、10人以上のミュージシャンに参加して貰って、都内で一番大きい、そして単価の高いソニーの乃木坂スタジオを丸一日ロック・アウトしてレコーディングしたのに、それが全部ボツ、と。


――聞いてるだけでヤバいですね……。


M:具体的な内訳は怖くて聴けないけど、いくら損害出したんだろうね(笑顔で)


――(笑)!


R:俺らの『発売延期か~』という感じと、ソニーのスタッフの青ざめ方にはかなり温度差があって。


――ヒップホップには、ラップ、DJ、グラフィティ、ブレイクダンスの4エレメントに加えて、「発売延期」という定番の要素がありますから(笑)。


M:制作し直して、新しい発売日程が決まった時のみんなの安堵感たるや(笑)。結局、新しく良いトラックが出来て、Rのラップも録り直した事で元々のものより良くなったんで、作品としてのクオリティも上がったと思うし、俺ら以上に周りのみんなが喜んでましたね(笑)


――最近のCreepyの動きは、所謂「ヒップホップ周り」よりもバンドとの対バンが多かったり、ロック・フェスや学祭などメジャー・フィールドを中心にした動きが顕著で、規模感としてはいわゆるクラブ・レベルでは無くなってますね。


M:でも、心境的には以前とそんなに変わってないよね。


R:Creepyが本格的に動き出した、一昨年とか去年のライヴと変わらずに、『カマシにいかなな、この現場』『分からせなな、ヒップホップが面白いって事を』って思ってますね。俺らはレギュラー・イヴェントのような『ホーム』が無いから、ワンマン以外は常に対外試合やし、全部アウェイの気持ちで挑んでますね。それが今日は地元のクラブ、今日はフェス、今日はザ・芸能界みたいな場所って、一日単位で目まぐるしく変わるんで、場所ごとにスイッチを切り替えるのは、確かに大変。でも、それは他のアーティストでは中々味わえない状況だと思うし、そこで磨かれてんのかなって。


M:僕らは一連の流れとかMCの内容が決まってるような一方通行ではなくて、『対話型』のライヴをするんで、オーディエンスが全然ヒップホップを知らないような現場だったら全部説明しながら進めるし、逆にヒップホップの現場だったら、曲だけで全部固めたり、毎回違うんですよね。ファニーな内容がウケる場所もあるし、熱い内容がウケるかなと思ったら、下ネタが異常にウケたり。ホントに毎回反応が違うんですよね。だから、舞台に立って、何曲かやらないと分からないよね。オーディエンスとコミュニケーション取ってみて、『あ、今日はこっちなんだ』って気づくというか。


R:ホントにライヴは「なまもの」だし、それが難しさと楽しさだと思う。だからこそ、答えは無いと思うし、永遠に試行錯誤していくんやろうなって。


――確かに、Creepyのライヴはコミュニケーション型ですね。それは、お客さんと実際に会話したりって意味じゃなくて、「反応や空気にどう返すか」が考えられてると思います。


R:松永さんとの見解では、ライヴが強い、長く生き残ってる人は、実は全員対話してる人だと。究極的にはRHYMESTERがそうやし、THA BLUE HERBもお客さんとコミュニケーションを取ってるんですよね。


M:そういう対話型のライヴが出来るのは、Rのラッパーとしての幅の広さも影響してると思うんですよ。熱い曲も作れるし、叙情的なヒップホップも、フザケた曲も、一気にお客さんをアゲる煽りも出来る。そういう幅の広い曲やパフォーマンスが出来るようになったと同時に、ライヴの幅も広げられるようになったと思いますね。


R:曲と一緒にライヴが成長していってる部分はあるよな。


M:アルバムの締めも、以前は“使えない奴ら”の一択だったんだけど、“助演男優賞”を作ってからは、静かに、かつ熱い感じで終わらせるような方向も出来るようになって。


――直近のワンマンでは、楽曲に加えてラジオ的な「トーク」のパートも入ってきて。


M:あれも難しいんですよ。あのパートって完全にフリー・スタイルだから、話す内容もあの場で決めなくちゃいけないんですよ。


R:だからタイム感が分からなくて、間延びしたり、気にしすぎてメッチャ駆け足で詰め過ぎたり(笑)


M:自分たちで『どう終わる?』ってアイ・コンタクトして(笑)。そういう試行錯誤をずっと続けていくんだと思いますね。

――その試行錯誤がCreepyだと思うんですよね。“メジャーデビュー指南”の中で「いつでもフレッシュか古いかってふるいにかけられ震えてる Night & day」というリリックがありますが、まさにCreepyはそのフレッシュさをどう出すかに腐心してるし、予想を越えようとしてると思います。でも、それはちょっと強迫観念的にもなりかねないような気がして。


R:全く同じ事をMummy-Dさんに言われたんですよ。フェスで一緒になった時に、Dさんから『ドンキホーテとビレッジバンガードの曲(“どっち”)は言い得て妙だよ』って褒めて頂いて。だけど『でもよ、あんなん突拍子もない曲ばかり作ってると、普通の曲作れなくなるぞ』とも言われて、自分でも『ああホンマや、どうしよう……』って(笑)。確かに、普通に良い曲も作りたいし作れるのに、変わってる部分だけフォーカスされてしまうと、そこに寄せないといけないのかなとも思ってしまうし、そこに葛藤はありますね。だから、逆にシンプルな正攻法でやってみるのもエエのかなって。


M:ラジオとか聖徳太子フリースタイル(註:客席からお題を貰って、それを織り込んだフリースタイルを展開するR-指定の妙技。ラップ版の三題噺のようなスタイル)とか変わった展開を挟まずに、まるまる曲だけのライヴやった時に、『やべえ、俺達渋くねえ?』って思ったもんね(笑)


――普通な事を渋いと思うってことは、普段のライヴがやっぱり普通とは違うってことですよね。


M:そこで気づいたっていう(笑)。ただ、自分の制作トラックに関しては、『今』と一言で言っても、ジャンルの細分化が激しいから、何をして『今』かは難しいけど、それでも『今感』のないトラック、『普通にいいトラック』は作ろうと思ってますね。


――それは「古い」「普通」という意味ではなく、オーディナリー、タイムレス、普遍性という意味ですね。


M:Creepyは最新感とか、時代性で戦うタイプじゃないと思うし、逆に時代感を気にしない事で、スゴくフレッシュなモノが作れるんじゃないかなと思うんですよね。少なくとも自分は、アンテナをビンビンに立てて、フレッシュなモノを作る方向は向いていないと思う。でも、そこを意識して作った方が、人と違ったモノが作れるんじゃないかなって、自分の事を信じてますね。


――今回の“メジャーデビュー指南”のトラックも、ディスコティックな感触があって、非常にキャッチーですね。


M:そこは意識してますね。トラック自体のメロディが耳に残ったり、分かりやすいモノにしたいなって。


――“メジャーデビュー指南”は、「語り」がベースになった特殊なスタイルなんだけど、トラックは非常に日本人好みのする、ポップ・ディスコ路線だから聴感としてスゴくキャッチー。「特殊なラップに特殊なトラック」になってしまうと、拒否感が出ると思うけど、「特殊」と「安定」の両輪だからこそ、ポップなものとして受け止める事が出来る曲になってると思う。その意味では、Rさんはこの曲で「話芸」的な、オーソドックスなラップとはかなり違ったアプローチを、なぜ展開したんですか?


R:今回は“だがそれでいい”が先に出来てたんですが、それが哀愁を感じる熱い感じだから、もう一曲はドカンと分かりやすく、勢いがある曲が欲しいなって。その時に、構成として以前からアイディアにあった、喋りをメインにした曲を作ってみようって。イメージとして浮かんでたのは、ウルフルズの“大阪ストラット”。ファンキーなサウンドに関西弁の喋りっていう感触を、自分でもやってみたかったんですよね。


――“大阪ストラット”もそうですが、1人喋りではなくて、1人で何役をこなす「会話劇」ですね。


R:最初は1人語りで考えてたんですけど、それでこの内容だと説教臭く、説明過剰になるし、『メジャー・デビューあるある』みたいな、メタ視点の曲になってしまうなと。最近そういう曲は多いし、俯瞰で見てますよみたいなスタンスに自分たちが乗るのはもう違うよな、って。だから『やり取り』にする事で、もっと分かりやすい形になるのかなって。


――この曲でメジャーデビューに対して「指南」してるのは、恐らくメジャー・アーティストや音楽業界の人ではないという設定ですよね。


R:それこそが『メジャー感』なのかなって。この曲だったら、音楽業界の人間じゃなくて、地元の友達との『お前、売れてるらしいやんけ』って話から始まって、普通の人が思うざっくりした『メジャー性』みたいな部分で語られたり、指南されるっていう。それが『メジャーという世間のイメージのリアル』だと思うし、同時に、インディからメジャーに行く、自分たちが不安に思う事、おかしいなと思う事にも通じて。それを会話にする事で分かりやすく表現して、その上で自分たちはどうしたい、って事を表現出来ると思ったんですよね。


――この構造は、話芸という日本語表現の歴史の上にあるとも思いました。


R:自分の中で、自分のやってる事は『日本語ラップ』っていう意識が強いんですよね。暴論だけど正論だと思ってるのは、『俺は日本語でラップしたらEMINEMより上手い』って事なんですよ。勿論、USの最新のラップを聴いて、スゴいな、敵わんなとも思う事もあるけど、でも日本語だったら負けないとも思うんです。だから、格好いい最新系の英語のラップが生まれていても、それと同じように落語のスタイルを取り入れたラップが出来るのは、俺だけ。USの最新系にいかに近づくか、っていう挑戦もあるし、それもスゴいけど、一方で離れる、別の形を考えるっていう挑戦もありますよね。

ヒップホップは自由だからこそ、色んな戦い方でエエと思うし、そうありたい。ただ全く別のフィールドで戦ってるとも思って無くて、当然、最新のモノに負けたくない。だから例えば客演として呼ばれて、最新のビートを提示されたら、そのビートに乗っても遜色のないラップを出来ないといけないなっていう責任感はありますね。決して『出来ない』でないって部分を見せないといけないなって。


――この曲の落語的なアプローチで興味深いのは、ちゃんと韻を踏んでる事なんですよね。しかも、所謂「地口」のような駄洒落ではない形の、ラップ以降の押韻の形をそこに込めてると思う。


R:逆に、『地口』や『口合』のような同音異義語を使ったような技は、普通のラップ曲の中に入れてるんですよね。がっつりラップ曲の中にこそ、落語だったりで得たエッセンスを込めたり。


――そして“だがそれでいい”は、非常に強い肯定のメッセージになっていますね。


R:これまで“みんなちがって、みんないい”みたいな、ツッコミだったり、メタな視点で作品作りをした部分もあったけど、今の世の中って、『ツッコミ文化』が広がり過ぎて、全員ツッコミ役みたいな状況だと思うんですよ。だから、テレビもポンコツな人が出てきて、それを共演者も視聴者もみんなでツッコむみたいな。それがクレーム社会、監視し合う社会に繋がってるとも思うんですよね。はみ出してる奴はおらんか、失敗してるやつはおらんか、って探して、見つけたみんなで瞬時に叩くっていう。


――ネットの普及以降、それは顕著になっていますね。


R:それが当然になってるからこそ、その逆はなんやろなって思ったんですよね。ヒップホップはカウンター・カルチャーやし、ラッパーはみんなが右向いてる時に『左もありなんちゃう』『とは言え真ん中もあるよ』っていう事も一つの役目だと思うですよね。だから、みんながツッコミ役や否定役になってる時に、その対極や対抗である、『ボケ』を肯定しないといけないと思ったんですよね。


――「ツッコミ」は基本的には訂正であり修正だから、社会の目ですよね。極端に言えば出る杭を打つ側。それに対して「ボケ」は、非常にプリミティブで、オリジナルな存在だと思う。そして“だがそれでいい”で肯定する「ボケ」や「イタい行動」、「黒歴史」というのも、社会からはみ出すぐらいの自意識がなせる業だからこそ、実は非常に「オリジナル」な行動だとも言えますね。


R:俺も前だったら、自分の黒歴史をディスったり、こういうイタい奴おったよな、ってツッコんでたと思う。でもいまは『そうこなくっちゃ!』と思うんです。10代の時は、それぐらいイタくなきゃって。いま10代の奴とかメッチャ息苦しいと思うんですよね。SNSでなにしてもみんなに見られて、プロフィールを公表しないといけない、何かを発信しないといけない、って強迫観念に囚われてると思う。でもそうやって監視し合って、人の目を気にしてたら、何も出来ないと思うんですよ。

だから、その息苦しい状況に対して、『そのままでええねん』『だがそれでいい』って言いたかった。USには『PAIN』って言葉があるけど、日本には『イタい』って言葉があるんですよ。ストリートやゲットーの痛みではないかもしれないけど、『イタさ』も立派なPAINだと思う。しかも美化できない、ただ単に自分が情けなくなる、これぞ日本人のPAINだと(笑)


M:RHYMESTERのいう『心のゲットー』だよね。ツッコミは出てきたものに対して打ち返すだけだから、ボケの方がリスクがあるけど、ボケはその人の個性が絶対出るから」


R:自分自身、自分がボケ側に回れたと思った時に、ラップが良くなったんですよ。会場に向かって、初めてマンキン(全力)で『調子どうや!』って言えた時が、自分がボケ切れた瞬間だと思うし、自分の主張が出来た瞬間。自分の言葉を自分のままで主張出来た瞬間だと思いますね。


M:ライヴ中に、『ライヴしている俺を見てる俺』っていう客観が入るとダメになりますね。俯瞰になって、突っ込んだらだめ。ボケ切らないとなって。


R:ライヴを本気でやるなら、ボケの方に振り切らないと。どっかにツッコミのマインドがあると照れるから。


――ただ『“悩む”相談室メジャーデビュー特別編(構成:佐藤満春)』での松永さんは、そういった「ボケ」を完全に殺しにいってますね。詳しくは音源に譲りますが、Rさんの黒歴史を攻撃しまくってる。


M:あのネタは2~3年前に見つけて、はい保存、はいブックマークって(笑)。ここぞっていう時に出そうと思ってた切り札ですね。それでラジオの収録の時に、構成のサトミツさんに『こういうネタがあるんで』って相談して。


――相方を殺しに!


R:あれに比べたら、リスナーの失敗談なんてぬるいぬるい!(笑)


M:みんなに送って貰った自虐ネタは、自己申告だからやっぱりある程度デザインしてあると思うし、受け身が取れると思うんですよね。だけど、R:のネタは本人が意図しないのに出てきたネタだから、対処しきれなくて。びっくりするぐらい疲弊してた(笑)


R:俺もラッパーの中では相当受け身が上手い方だと思うけど、あれはもう一方的に殴られたのと一緒。しかも相方に(笑)


M:本気の防衛本能が働いて、“だがそれでいい”っていう言葉が曲紹介じゃなくて、自分に言い聞かせる心の叫びになってる。あれはドキュメントですよ(笑)


――鬼ですね……。


R:だから、ああいう松永にみたいな人間に負けるなって事ですよ、ホント(笑)


――ただ、“だがそれでいい”のメッセージは、半端な人間が言っても説得力がないと思うし、本人たちの認識は別にしても、勝ってる側と思われる状況にあるから、このメッセージが成り立つんだとも思います。だから、この曲は勝ち続けなければいけないという束縛にもなるんじゃないかなって。


R:これから紆余曲折はあると思うけど、それでも『だがそれでいい』って言い続けなければいけないと思うし、このメッセージは、発信し続けていくことが大事だと思いますね。だから、やり続けなければいけない、続けなければいけないっていう戒めかも知れない。


M:そうだね。続ける事で、そこで意味が更に出るんだと思う。


R:いまCreepyを聴いてくれてるリスナーがもしこの先に離れていったとしても、10年20年経っても、俺らは“だがそれでいい”って言い続けるだろうし、そこで離れたリスナーが『まだCreepyやってんのか』って、また聴き直してくれればいいなって。失敗しながら、転びながらでも、なんとか前に進めば、またどこかで会えると思う。その意味でも、俺らはずっと続けて行きますよ、っていうメッセージでもありますね。

――なるほど。では最後にこれからの動きを教えてください。


M:来年の2月から「高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけど“遂に”メジャーデビュー。」ツアーが始まります。「遂に」というところに注目して欲しい(笑)。正真正銘のシングルのリリース・ツアーがやっと出来るので、改めて遊びに来てほしいですね。


R:それから、ユニットとして初めてのフル・アルバムを作ってるんで、そこも楽しみにしてて欲しい。ケンドリック・ラマーなど、海外勢のアルバムを聴いて『こんなに作り込んでんの!?』と思ったし、そこに負けないような、構成のある作品にしたいと思ってますね。


Live Photo:cherrychillwill

テキスト/高木JET晋一郎

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