【フリースタイルダンジョン】ラスボス般若、モンスター解散宣言「今日で本当に最後だった」

サイプレス上野、漢 a.k.a GAMI、T-PABLOW、R-指定と、ダンジョンのオリジナル・モンスターを撃破してきたチャレンジャー:晋平太。フリースタイルダンジョン3rdシーズンREC7-7は、ついに晋平太とラスボス:般若との決戦が行われることとなった。

どの試合も死闘といっていいほどの、スキル的にも、そして精神的にもタフな試合を連続で四戦行ってきた晋平太の顔には、明らかに疲れの色が見える。対する般若は、これまでと同じようにショート・パンツに上半身は裸というファイター・スタイル。


般若と同じ1978年生まれのTOKONA-X“知らざあ言って聞かせやSHOW”のビートが選択された1stラウンドは、先攻:般若、後攻:晋平太でその戦いの火蓋が切って落とされた。「おいTOKONA/今からこの小便ハゲに教える勝ち負け/これが喧嘩殺し合いだったら俺らの時代なら一発だぜ」とヴェテランとして、修羅場をくぐってきた世代としての矜持を叩きつける般若。対する晋平太も「時代は変わる/TOKONA-Xだって上で見てる」とその次の世代としての意思を言葉にする。

そして「気合は分かる/だけども時代と気合のギアが違う」と般若のスタイルと自分のスタイルを時代性も含め比較した上で、「あんたは俺の憧れだよ」と締めた。しかし「俺が年下でもお前にはない憧れ」と切り捨て、「後がねえとかいつも俺はこれだけとか/そんな言い訳/もう聞きたかねえ」と晋平太の「熱い」メッセージさえもディスし、「何が分かる?何が歴史?フルースタイルに縛られな」と、晋平太のスタンスやフリースタイルキングとしての称号を切り捨てる般若。

しかし、そこで晋平太も動揺すること無く「歴史が変わるとこ見たい/景色が変わるとこ見たい」と己のスタンスを貫き、「言わしてくれ裸の王様/こっから落ちねえようにな/それとブラでも用意しな」と、熱い自分語りだけではなく、エンターテイメントとしてラップを着地させる。結果は2:3で晋平太の先取。

ラッパ我リヤ“ヤバスギルスキル10 feat. 韻踏合組合”が選択された2ndラウンドは、先攻:般若、後攻:晋平太で開始。前段で「一つ言うけどあんたにな/憧れた俺は今この場所半泣きだ」という言葉で締めた晋平太の言葉を引き合いに出し、「『半泣きだ』?俺はあんまりな/せいぜい100万頑張りな」と突き放し、「超えさせねえここは般若の庭」とラスボスとしての意地を見せる。しかし「そっか」という般若の締めの言葉を、瞬時に「そうかがっかり」と、H-MANの“そうかがっかり”と、それを引用した般若“関係あんの?”という楽曲を引用した内容で切り返し、更に「般若のスキルも妙なハッタリ?」と更に押韻と筋の通ったアンサーを返す晋平太。そして「100万円も欲しいよ/100万年後もなくなんねえもん作りてえんだろ」と彼らしい熱いメッセージで般若の攻撃を待つ。

般若も「つうか(晋平太は)審査員/つうか(般若は)現役」とスタンスの違いを明確にし、先攻のラスト・ヴァースでは言葉を速射砲のように叩きつけ「何女々しいことさっきから言ってんだよ/涙?そうかじゃあ持っていけよ墓場/そんだけだ俺の本名は嘉穂武田」と締める。これは熱さやリスペクトといった言葉をラップに折りこみ、ある種、浪花節的なラップを提示する晋平太に対するディスであり、同時に晋平太のスタンスをそこで終わらせない為の刺激でありエールだったとも言えるだろう。

対する晋平太も「女々しい女々しい/それでも別に/親が命名してくれた晋平太/胸張ってレペゼンし/それだからMC/それが俺の決意/テクニック以上の血をお前の胸に」としっかりと自分の存在性と押韻スキルを提示し、結果は晋平太のクリティカル勝利。ラスボス:般若の牙城がついに崩された。

そして、般若の口から「モンスター解散宣言」が発せられた。次週、その具体的な内容が明らかになる。


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