多くのラッパーの曲を届けたい! チャンス・ザ・ラッパーが自身のオンラインラジオ番組の規模拡大を計画中

I'm very proud to present The Royal Court for this years Bud Billiken Parade! #budbillikenparade #thebud2017

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シカゴの公立学校への100万ドル(約1億1千万円)以上の寄付活動などでも注目を集め、インディペンデントな活動を続けるChance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)が、アーティストの楽曲がエアプレイを獲得するためのオンライン・プラットフォームの拡大を計画している。

米イリノイ州シカゴ出身のチャンスは、2016年に地元のラジオ局に自身の楽曲をリクエストできるオンライン・プラットフォーム<ラッパー・ラジオ>を立ち上げた。

これはSNSを通じて、アーティスト、ファン、ラジオ局をつなぐサービスとなっており、サイトで都市名を入力すれば該当都市で聴けるラジオ局が表示され、ツイッターから楽曲オンエアをリクエストするツイートを自動的に書き込めるサービスだ(今ところ日本のラジオ局は含まれていない)。

チャンスはファンの協力によって成り立つ<ラッパー・ラジオ>を拡大し、他のアーティストたちのサポートもできる場に成長させつつある。さらに、ユーザー、ラジオ局、都市別にツイート数のランキングが発表され、リクエストの状況が見えるようになった。

現在リクエストできる楽曲は、チャンスの「All Night」に加え、ジデーナ(Jidenna) 「Bambi」、リンキン・パーク 「Heavy」、DJキャレド「I'm The One」。これからもさらに参加アーティストが増えていくだろう。

同サイトでは、チャンスがジャスティン・ビーバー、Quavo(Migos)、リル・ウェインと共に客演したDJキャレドの新曲「I'm The One」のMVが公開されている。

豪華メンバーの参加に加え<ラッパー・ラジオ>でのサポートも後押ししたのか、すでに各国のチャートで1位を獲得するなど大ヒット中だ。

なお、同曲のリクエスト回数で1~3位を獲得したファンには、それぞれにMVの撮影でチャンスが着用したハンティングジャケット、<GUCCI>のベルト、シグネチャーモデルのチャンス3キャップ(パウダーブルー)と、さらに完売しているチャンスのツアーチケットが賞品として贈られるという。

<ラッパー・ラジオ>の目標は、資金力やインフラが整っていないアーティストにもラジオというプラットフォームをもっと利用してもらえるようにすること。特にアメリカのヒップホップシーンにおいてはラジオが重要な役割を担ってきたという歴史があり、アーティストを応援するファンがラジオにリクエストを送るという草の根サポートも、SNSやインターネットを活用した新たな形に生まれ変わりつつあるようだ。

もちろん日本においても、パソコンやスマホアプリを利用してラジオを聴く人が増加中だ。そもそも日本ではヒップホップ専門のラジオ番組自体が貴重で、90年代半ばにはYOU THE ROCK☆がパーソナリティを務め、日本を代表するラッパーたちが集った<Tokyo FM>のラジオ番組 『Hip Hop Night Flight』は、今や伝説の番組となっている。

そして2017年4月、あのZEEBRAが中心になり日本初のヒップホップ専門ネットラジオ局<WREP(レップ)>を立ち上げた。AbemaTVのHIPHOPチャンネルを含め、パソコンや無料アプリから24時間ヒップホップが流れてくるラジオ局の登場により、今後ますますヒップホップが浸透していくはずだ。

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