コダック・ブラックが暴行容疑でまた逮捕…ここで懲役を食らうとかなり長い? キャリアが終わる可能性も

フロリダの天才ラッパー、若干19歳のKodak Black(コダック・ブラック)が再び逮捕された。昨年、サウスカロライナで性的脅迫、さらに南フロリダでストリップバーの女性バーテンダーに激しい暴行を加えた(頭を殴ったあと全身を殴打し、最後に蹴りを加えたらしい……)容疑で逮捕され、保釈中の身だったにもかかわらず、5度も自宅謹慎を破ったとしての逮捕だという。 


今回は、服役中の1ヶ月間で生活技能コースを完了させなければ180日の懲役となるようだが、むしろ問題はサウスカロライナで犯した性的脅迫/暴行事件での判決結果だろう。もし、この一件で有罪判決を受ければ、コダックは最長で懲役30年を言い渡される可能性がある。つまり彼のキャリアは完全に閉ざされることになるのだ。 

さすがに本人も自覚があるらしく、法廷では家族、友人、傍聴者たちの前で謝罪の言葉を述べ、「この件の結果によって、俺のキャリアの始まりとなるか、それともキャリアの終わりになるか」と述べているという。 

超がつく問題児のコダックだが、10代半ばでラッパーとして活動を始め、周囲から“神童”と呼ばれるほどの才能の持ち主。本人いわく言葉のセンスには幼い頃から自覚があったそうで、ラップに物怖じすることがなかったため早い時期から地元の“Trap House”に出入りさせてもらい、年上に混じってラップを披露し、次第にスタジオにも足を運ぶようになった……と、コダックのドキュメンタリー作品『Project Baby』で本人が語っている。 

「俺はとにかくワルだった。でも才能があった」 
「もし、あの学校じゃなくプライベート・スクールに通っていたら、生活も違っただろう」 

と振り返るコダックの姿を観ることができるドキュメンタリーでは、家族も登場し地元を紹介している。しかし「ここはクレイジーだよ。逃げることもできない」「この家に住んでる女はショットガンを持ち出してきたこともあった」とコダックの兄が語るように、ゲットーでの過酷な日常が窺える。この環境がコダックのラップを磨いたと同時に、暴力的な人間性を作り上げてしまったのかもしれない。 

このドキュメンタリーは1年の謹慎処分を言い渡され、自宅と仕事の往復以外は外出を許されない中での撮影だった。地元の厳しい現実と素行の悪さ、そして破格の才能が垣間見える内容だけに、ファンは逮捕を繰り返す彼に対しやりきれない思いと憤りを覚えるだろう。ドキュメンタリーの最後には、かつて服役していた際に録音された彼の声が流れる。 

「今は塀の中だが、神、ファンや家族、叔母、仲間たちが俺を生かしていてくれる。ここにいると死んでるも同然の気持ちになるけど、唯一違うのは、最後に誰が俺の墓に花を手向けに来てくれるか分かる、ってとこさ」 

「1stアルバム『Painting Pictures』のリリースが本当に楽しみなんだ。まるで自分が2Pacの生まれ変わりみたいな気分だよ。ほら、彼も投獄中にアルバムをリリースしただろ? しかも同じ3月だ。2人とも双子座だしな。まるで自分がビギー(ノトーリアス・B.I.G.)と2Pacを足したようなヤツみたいに感じるんだ。だから“Big Pac”って呼んでくれよ、へへへ」 

……ヒップホップの未来を担う才能がここで潰えるのか? 改心し奇跡的にシーンに戻ってくるのか? 今は判決の結果を待つ他ない。 


The #FreeKodakBlack Playlist! 

Kodak Black - Too Many Years (feat. PNB Rock) 

Kodak Black - Tunnel Vision

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