【フリースタイルダンジョン】R-指定、ACEを撃墜 「それLICK-Gの方が700倍上手いから」「芸人かラッパーかハッキリしろこのクソ/それか先生か」

渋谷TSUTAYA前で行われているサイファー「渋谷サイファー」の出演者がチームを結成し、チャレンジャーとして登場するフリースタイルダンジョンREC6-4。

その筆頭は勿論ACE。数々のバトルに出場しその存在感を高め、バトル・イベントや「全力!脱力タイムズ」など数々のメディアでフリースタイルを披露している彼を筆頭に、これまでに3度ダンジョンに出場している掌幻、「MONSTER HUNTER」などのバトル・イベントに参加している音(リズム)の3人で構成された、ストリート・バトルの猛者がどこまで侵攻するかに期待がかかる。

1stバトルで彼らに与えられたミッションは「3on3」。モンスターからは漢 a.k.a GAMI、ダースレイダー、サイプレス上野が登場。音がACEの手がけるラップ・スクールの生徒ということを引き合いに出し、「ラップ・スクールの生徒連れてきちゃったんだ/止めるなら今のうちだぜ/金いくら払ってラップ作ってんの」と、ねちっこい攻撃を仕掛けるダースレイダー。

そう攻撃される事は見越していたか、「ほらまた見ろラップスクールの話して」「もう1回言うけどラップスクール/俺は夢を追う少年ジャングルブック」と切り返す音。他のメンツもキッチリと韻を踏んで進めていくが、漢は「そんな韻ばっか並べてつまんねえぞ」と切り捨て「ラップスクールふざけんなよ/凄味が違うぜ」と丁寧に言葉を置いていく。しかしチャレンジャーも「ケルベロス/蹴るぜ僕」「韻踏むヒッター/キングギドラ」など、しっかりと踏み返し、クリティカルでチャレンジャーの勝利。


2ndバトルは「1on1」。モンスターからはR-指定、チャレンジャーからはACEが登場し、いきなり頂上決戦の様相を呈する。通りのいい声で高速ラップを刻み、細かい韻でR-指定を攻撃していくACE。しかしそのスタイルを「それLICK-Gの方が700倍上手いから」といなすR-指定。そして渋谷サイファーの行われている渋谷TSUTAYA前は他に名物があると返せば、ACEも「路上と言ったら何があるかっていったらストリートなんだ」「梅田でテメーもサイファーやってるくせに粋がるなよ」と切り返す。

しかし「お前『ストリート』って言ってるくせになんだ事務所入りやがって/芸能人かタレントかなんなんだ/芸人かラッパーかハッキリしろこのクソ/それか先生か」と返した上に、「全然スキルがねえぞお前/人に教えるようなレベルじゃねえ/だってタイトル1個も取ってねえだろうがザコが」とキャリアに踏み込んで攻撃するR-指定。対するACEも「確かに先生/アイドル/体力/俺マルチタレント」「お前が出来ねえダセー仕事も俺が請け負って/HIPHOPラップを世界に広める」と自らの立ち位置を明らかにする。結果は2:3でR-指定の勝利。


2ndラウンドは、1stラウンドでのACEのラップを引き合いに出し、「さっき自分で言っちゃった/俺が出来ない仕事/全部お前が請け負ってる/つまりはお前はおこぼればっか」と発言の急所をつく攻撃を仕掛けるR-指定。そして「韻踏んでるけど全部それ俺が7年前に踏んだ韻ばっか」と更に追い詰める。対するACEも「出ました出ましたRくんお得意の『昔俺が踏んだ韻だから踏んだ韻だから』/そんな事どうでもよくないっすか?」と返し、「大取り関取/オードリーではない/ビートにオートマティックに踊り出す/今日は俺の誇り立つ/お前の墓場がここに立つ」と打ち込む。

そして「オードリーの後のオールナイトニッポンやっちゃってるもんね俺余裕で」と言ったR-指定に対して「ほら見て芸能人みたいな自慢してるのどっちの方、『助演男優賞』ホントしょうもないよ」と返し、「つまりテレビ出て何がいけねえんだ/フリースタイルダンジョンこそがテレビだろ」と返すACE。

その意味では、お互いにヒップホップ・シーンを超えて、メディアや一般シーンに需要がある二人が、その立ち位置を明らかにしながら、お互いの言葉に対して切り返していくという、存在論的な感触さえも覚えたこのバトルは、2:3でR-指定の勝利。3ラウンドまでもつれれば、もっとお互いの「今」が明らかになったバトルになっただろう。

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