【フリースタイルダンジョン】T-PABLOW、「そうだよ俺はラップが上手いYOUNG KING」

フリースタイルダンジョンREC6-2。今回は全員が1992年生まれのラッパーで構成された「チーム92」がチャレンジャーに登場。このチームは1stシーズンRec3に登場し、サイプレス上野とぶつかり敗退してしまったBALA a.k.a SHIBAKENが中心となっているが、BALAはその後、サ上が手がけるバトル・イヴェント「ENTA DA STAGE」で優勝を果たし、「KING OF KINGS」にも出場するなど、実力をしっかりと高め、今回はサ上へのリベンジに燃える。その彼を中心に集まったのが、「About Me」などの音源をリリースしているSHIN、「B-BOY PARK 2013 U22 MC BATTLE」での優勝経験もあるaoringoの二人。 20代中盤のヤング・ガンがどんな戦いを見せるかに期待が集まる。


「1on1」方式でのバトルとなった1stバトルに、隠れモンスターとして登場したのはダースレイダー。MCバトル黎明期にはその最前線で戦い、ダメレコのドンとしてMSCと共にバトルシーンを牽引してきた事はKEN THE 390のインタビューでも語られたが、ダンジョンにおいても「チーム411」として3rdシーズンREC1に登場し、崇薫戦では熱いメッセージをフリースタイルで提示し鮮烈な印象を残し、その後には審査員としても登場。直近ではフロントマンを務めるファンク・バンド:THE BASSONSとしてニュー・アルバムのリリースを6月(フィジカル・リリース。配信は5月17日から)に控えているが、映像インタビューでも語られる通り、医師から余命5年と宣告され、そのアルバムのタイトルも「5years」と名付けられ、「命が限られていること」を意識した活動が、彼のテーマになっている。


それ故か1stバトルの1stラウンドで「時間を大切にしろ/人との関係を大切にしろ」と、老賢者のようなラップをBALAにぶつけるダースレイダー。しかしBALAはお構いなしに「笑わせんなダースレイダー/俺はここでかます革命家/BUMPでいう所の仲間笑わすラフメイカー」と踏み返し、スーツ姿のダースに対して「そんな格好するんだったら(ラップ)やめてやれセールスマン」と攻撃する。対するダースも「この格好のセールスマン?/藤子不二雄A『黒ィせぇるすまん』/どーん!お前の負けだ」と「笑うせぇるすまん」のオリジナル・バージョンを何故か引き出すという荒業に出るが、50年前(!?)のマンガなだけに当然湧きづらく……。結果は2:3でチャレンジャー:BALAの先取。

2ndラウンドもバウンス・ビートに乗せて高速ラップでダースを追い詰めていくBALA。ダースもそれを細かく聴き取り「同じことを2回言って数を稼ぐだけのラップ」とその穴を攻め、同時に詰め込みスタイルのBALAに対して、間を活かしたラップで「隙間に言葉をうまく配置できないライミングの醍醐味も分かってない/タイミングよく言葉を置くことが大事だぜ」と、ヴェテランからのアドバイスを提示するダース。そのスタンスを「上から目線」と捉えるかどうかは受け取り手次第だが、余命を宣告されている彼からすれば、それはこれまでの彼が培ってきたスキルを「知ってもらいたい」という感情なのだろう。それに対してBALAも「TKO決めて食う良い弁当/二度と出るんじゃねえぞ/こういうバトルのイベント/危険度ましてくぜ」と若手らしく攻撃的な感情をぶつけていく。結果はクリティカルでBALAの勝利。


2ndバトルは「2on2」。モンスターからはDOTAMAとT-PABLOWが登場。初手から「最近どうしちまったんだよDOTAMAさん/サブカル<コンプラ>の奴隷になってんじゃねえか」と罵るaoringo。SHINも「お前は俺の奴隷になれ」と被せるが、DOTAMAはすぐさま「相方(aoringo)がサブカル<コンプラ>の奴隷になってるなDOTAMAさんって言ってたのに/お前らの奴隷になるわけねえだろ」と切り返す。その後もチャレンジャー・チームが互いに出してくる言葉の「齟齬」を切り取って攻撃するDOTAMAの頭の回転の速さはこの回でも切れ味を増し、T-PABLOWも相手の言葉に乗り「そうだよ俺はラップが上手いYOUNG KING」と格の違いを見せつける。結果はクリティカルでモンスターの勝利。

惜しくも破れてしまったチャレンジャー・チームだが、放送後に3人による楽曲「Fly again」をYou Tubeにアップ。興味を持たれた方はチェックされたし!

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