ISSUGI、新番組スタート リスペクトするレジェンド・TEKにインタビュー

ISSUGIの新番組「7INC TREE TREE & CHAMBR」がFRESH!にてスタートした。毎週木曜の22時から配信されるこの番組はISSUGI自身がナビーゲーターとなり、さまざまな仲間たちを紹介していく。記念すべき第1回目では、3月22日にリリースしたアルバム『7INC TREE / V.A』をISSUGI自身が解説した。


『7INC TREE / V.A』は、2016年2月から12ヵ月連続で7インチをリリースする企画「7INC TREE」で発表された音源を1枚のCDにまとめたもの。番組では、Mr.Pug、JJJ、Gradis Nice、KID FRESINO、BUDAMUNK、OYG、仙人掌、DJ SCRATCH NICE、Febb、Mass-Holeらとの制作秘話を披露した。

ISSUGIは楽曲「ATMOS SPHERE」に参加したKID FRESINOについて言及。「佐々木(KID FRESINO)が初めて俺のビートでラップしたのは『JUST ANOTHER』(KID FRESINOの1stアルバム『HORSEMAN'S SCHEME』収録)とかだと思うけど、あいつのラップのリズムの取り方は俺のビートをさらに新鮮にしてくれる瞬間がある」と話した。また、アルバムの中でも特に人気に高い「NAVIGATOR」については「ブダくん(BUDAMUNK)とは“俺らはいつもこういう感じでしょ”って感じで作った」と、控えめながらも確かなリスペクトを感じさせるコメントを残した。さらに番組では、仙人掌やFEBB、GRADISNICE、DJ SCRATCH NICE、MASS-HOLEらについて、貴重な制作風景の映像を交えながら紹介している。

後半には来日していたSMIF N' WESSUNのTEKにISSUGIがインタビュー。ヒップホップのポジティブな側面について質問されたTEKは「陰と陽のバランスが大切だ」とベテランならではの重みある言葉を返した。さらに「ヒップホップの良いところは、音が原動力や行動意欲を与えてくれて、それが必然的に向上へとつながる」とのことで、ISSUGIも長くシーンに関わるTEKの言葉にじっくりと耳を傾けていた。

さらに“ラッパーとして良いビートを判断するポイント”について「ドープじゃないとダメだ。俺はMCだからビートが俺に話しかけてくれる。それを聴きながら何を書くか、何を歌うかを決めるんだ」と答えたTEKは、地元・NYブルックリンのおすすめヴェニューを聞かれると「自分の地元をサポートしないと何も始まらないよ。自分のフッドを取り戻さないと」と熱弁。さらにISSUGIはBootCampClickのジャケットやアパレルはクルーがデザインしているのか? と質問。「それは時と場合によるんだけど、良いアイデアを持ってる奴らになるべくチャンスを与えたい。お互いの夢を具現化させることによって、リスナーや関係者に可能性のリアルを提示できるんだ」と、DOWN NORTH CAMPのスタイルにも通じる信念を語った。

TEKのニューアルバム『SKIN ON TRIAL』で16FLIP が1曲エクスクルーシヴでビートを提供しているが、ISSUGIは同曲のTEKのフロウを聴いて“どうやったらトラックの良い部分をフロウで引き出せるか”ということを学んだと話した。これに対しTEKも「ボクシングと一緒だ。2人のスゲー奴らが戦ったら良い試合になる。だから良い音をもらったら、それに合った良いノリを返さないといけない」と最大級の賛辞を送っていた。

ちなみにISSUGIは自身のブログでTEKへの思いを語っているので、そちらもチェックしてもらいたい(http://issugi.blogspot.jp/2017/01/tek-of-smif-n-wessun-on-plz.html)。また、来月から再びスタートする7インチ連続リリース企画「TREE & CHAMBR」の第1弾楽曲となる、GWOP SULLIVANプロデュースの新曲「BARZ」も番組中に初公開されているので、ぜひアーカイブをチェックしよう。

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