【フリースタイルダンジョン】R-指定、呂布カルマに完全勝利「もう言うことねえわ。やっぱこいつ強い」

漢 a.k.a. GAMI、T-PABLOW、DOTAMAを「シングル戦」で打ち破り、そのトリックスターぶりを遺憾なく発揮することで、前2週のフリースタイルダンジョンの放送をまさに「呂布カルマ劇場」にしてきた名古屋の雄:呂布カルマ。ラスボス般若まであと一歩となったサード・シーズンREC5-7は、その侵攻を阻止するべく、4thバトルにR-指定がモンスターとして出陣。

「ULTIMATE MC BATTLE2014」の準々決勝でも戦っている二人だが、その戦いでは「お前のラップで大人は上がらねえ/ガキ向けのラップ /ガキが増える」「本物のMCが減った理由/とかく色々言われがちのMCバトル/コイツが勝つから/結局はつまんなくなってんだ/成敗するぞ」とR-指定を攻撃していた呂布カルマ。結果はR-指定の勝利に終わったが、この呂布カルマの言葉は、R-指定が所属するCreepy Nutsの楽曲“未来予想図”で歌われる内容とも通じる部分があり、その意味でも因縁が深い戦いと言えるだろう。


■R指定、「お前地上波だ何だ言ってるくせに/ラップでニュースレポートみたいなんしてんじゃん」

NORIKIYO“残念です”のビートで戦う事となった1stラウンド、前掲のUMBでの呂布カルマの言葉を意識してか、「自分が大人だって言うほどガキなやつはいない」と切り出すR-指定。そして「地上波に中指立ててるくせにノコノコとここに出てきてる」「全部言葉がブーメラン/自分に返ってきてる」と呂布カルマのスタンスについて疑問を呈する。

対する呂布カルマも「勿論わかってる/ラップってのは鏡/俺が吐いた言葉/俺に返ってくる/だから俺はヘタな事は言わない」と返し、返す刀で「韻のはずみでしょうもない事を言ってしまうお前とは違う」と切り返す。しかしR-指定も「お前地上波だ何だ言ってるくせに/ラップでニュースレポートみたいなんしてんじゃん」と、AbemaTVで放送中の、ダースレイダーなどが出演し時事問題をラップで表現する「NEWS RAP JAPAN」に呂布カルマが出演している事を引き合いに出し攻撃。

呂布カルマも「地上波じゃねえ」と訂正するが、「ラップでニュース読む事のダサさを言ってんだこのカスが」とバッサリ切り捨てる。そして「もし俺がガキで中二病なら/お前一番痛い大二病だ/お前みたいな奴、芸大にいっぱいいんだわクソが」と追い詰める。対する呂布カルマも「韻がねえと進まねえラップとは違う/俺、頭からケツまで全部パンチライン/よく味わえ」とR-指定とのスタイルの違いを明確にする。結果は1:4でR-指定の先取。


■R指定、「見た目だけ格好つけた<コンプラ>/でもハートはチキン/名古屋コーチン/FAKE佐村河内/SHALL WE 死のダンス/役所広司」

2ndラウンドで指定されたビートはLL COOL J“MAMA SAID KNOCK YOU OUT”。1stラウンドと共に、言葉が映えるタイプのビートがチョイスされ、この二人の戦いを更に彩っていく。「お客さんのレベルに合わせたラップの権化/その集大成がお前」「(R-指定のラップは)その場で聴いてすぐ上がれる韻/俺は文字起こしして後からくらってくライム」「ライムの種類が違う/俺がヒップホップでお前はポップス」と1stラウンドに続いてスタイル・ウォーズを仕掛ける呂布カルマ。

対するR-指定も「自分が特別?自分が目立ってる?クラスにおったわ1人ぐらいはこういう痛い奴」とラップのスタイルよりも、ライフ・スタイルやスタンスを攻撃する。呂布カルマもその言葉を受け「俺はクラスに一人いた一番目立つやつ/お前はクラスに10日はいた、だっせえ陰キャラ/それがラップの力で調子こいて勘違いして俺に向かってガン飛ばしてる」と自分をレペゼンしながらR-指定に切り返す。

しかし再び韻についての言及した呂布カルマに対して、「見た目だけ格好つけた<コンプラ>/でもハートはチキン/名古屋コーチン/FAKE佐村河内/SHALL WE 死のダンス/役所広司」と徹底した押韻で自分のスタイルを提示するR-指定。これには「上手に韻踏むな、お前」と切り出し、ここから更に呂布カルマが切り返すかと思いきや、「もう言うことねえわ/やっぱこいつ強いわ/強い」と白旗を上げる呂布カルマ。

しかし、それが試合放棄ではなく、相手の力量をしっかりとリスペクトしてから出た言葉だったことは、まさに死闘といえるほどだったこの試合の熱気からしっかり伝わるだろう。結果はクリティカルでR-指定の勝利。圧倒的な存在感を残したまま、呂布カルマは舞台を降りた。

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