防弾少年団、5月に「血、汗、涙」リリース BTSのチェックすべき4曲

防弾少年団が5月10日にニューシングル「血、汗、涙」をDef Jam Recordingsから日本でリリースすることが明らかになった。「血、汗、涙」は韓国でリリースされたアルバム「WINGS」からのリード曲「Blood Sweat & Tears」の日本語バージョン。この曲の大ブレイクにより、防弾少年団はトップアーティストとしての確かなものにした。 

なんで韓国のアイドルがDef Jam Recordingsからシングルを発売するのか? ヘッズの多くはそう思ったはずだ。しかし彼らはデビューから一貫してヒップホップ路線の楽曲を発表し続けている。リーダーのRAP MONSTER、さらにSUGAも、もともとは韓国のアンダーグラウンドヒップホップシーンで活動するラッパーだった。韓国のドキュメンタリー番組「4つのショー」に出演した際、デビュー当初はアイドルとして振る舞うことにかなり戸惑ったと話している。


彼らの代表曲をチェックして、防弾少年団のB-BOYイズムを感じてほしい。 

彼らの代表曲として挙げるならまずこれ!5月に日本語版「血、汗、涙」としてリリースされる「피 땀 눈물 (Blood Sweat & Tears)」のオリジナルバージョンだ。ダンスホールレゲエの流れを、EDMとトラップの文脈から解釈してMajor Lazerが流行らせたトロピカルハウスを大胆に取り入れた1曲で、オリエンタルなメロディは一度聴いたら忘れられないインパクトがある。 

お次は「FIRE (불타오르네)」。この曲はEDMのド派手なビートを取り入れた1曲で、ブレイク前夜だった当時の彼らの勢いにぴったりなナンバーだった。RAP MONSTERがキレキレのラップを披露する楽曲の中盤に注目して聴いてほしい。 


その名の通り「DOPE(쩔어)」も興味深い。イントロ&サビにはEDM風の壮大なシンセがフィーチャーされているが、ヴァースが始まるといきなり音数が少なくなりヒップホップ的なビートになる。彼らは同事務所所属のプロデューサーであるPdoggとともに楽曲制作にも深く関わっている。メンバーはよりヒップホップ的なサウンドを志向し、事務所側はマーケットとのバランスを考えて落としどころを探っているという。 

BTSはアンダーグラウンドのヒップホップ出身でありながら、アイドルであるという現実と常に向き合っている。1stシングル「2 Cool 4 Skool」に収録されている「We Are Bulletproof Pt.2」で「歌えないからラップやらされてるお前らに / ラッパーというタイトルは贅沢だぜ」と歌っているのは、K-POPでは歌が上手くないイケメンがラップ担当をやらされるとい謎の伝統がある。しかもラップと言っても4小節しかパートがなかったり、ひどい時は一言(もはやラップとは言えない)なんていうこともある。これに対するアンチがまさに「We Are Bulletproof Pt2(위 아 불렛프루프 Pt.2)」だった。 


アイドルでありながら、B-BOYでもある。世間の目と現実に相対しながら活動してきた彼らにとって、今回Def Jam Recordingsから日本シングルをリリースできるのは、大きな励みになったはずだ。メンバーはこの「血、汗、涙」について、「拒絶できない誘惑であればあるほど、悩み、葛藤し、その悩みと葛藤を成長の過程と捉え、一生懸命制作した記憶があります。こうした部分が日本語歌詞としてどのように表現されているかを想像しながら聴いていただければと思います」と語っている。また来日公演も行われるということなので、今から防弾少年団をチェックしておこう。 

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