漢 a.k.a. GAMI、菊地成孔と語り合う「ヒップホップはジャズの孫」

21日に放送された「漢たちとおさんぽ」(FRESH! by CyberAgent)、ゲストはミュージシャン&文筆家の菊地成孔。16年間歌舞伎町に暮らしていた彼は、自身のラジオ番組「菊地成孔の粋な夜電波」で、漢 a.k.a. GAMIの自伝「ヒップホップ・ドリーム」を絶賛しており、それを知った漢が菊地に出演をオファーしたという。

現在、JAZZ DOMMUNISTERSというグループでラッパーとしても活躍している菊地成孔。漢はジャズミュージシャンの菊地がなぜ日本語ラップに関わりを持ったのかが気になったようだ。菊地はもともとヒップホップをリアルタイムで聴いており、日本のヒップホップ黎明期もクラブで体験していたという。自身がヒップホップと関わりを持つようになったのは、SIMI LABがシーンに登場してから。菊地がSIMI LABに衝撃を受け、アルバムへの参加をオファーした。

DJ BAKUはSIMI LABのDyyPrideとよく話すらしく、彼が菊地と出会えたことを本当に感謝していたことを明かした。また、菊地はSIMI LABを脱退してしまったQNとも連絡を取り合っているという。漢が冗談めかして「(同じくSIMI LABの)OMSBは菊地さんへの感謝が足りないんじゃないの?」と投げかけると、菊地は「もう養子にしたいくらい」と告白した。

菊地の持論として「ヒップホップはジャズの孫なんだよ。ジャズがおじいちゃんで、息子がファンク・R&Bで、孫がヒップホップだと思うんですよ。親子は仲が悪いけど、おじいちゃんは孫に優しいでしょ? ジャズミュージシャンはみんなヒップホップが大好きなんですよ」と語る。また「でもヒップホップのオールドスクーラーはジャズをヘイトしている人が多いんですよ。ジャズはクラシックの教養がないとできないから。つまりもともとはホワイトのものだったの。ジャズに黒い血が入ってくるのはファンクから。しかもファンクにはリズム&ブルースの系譜もある。あとストリート発の音楽というより、ファンクは最初からショウビズなんだよ。ショウビズは金と銃の世界だからね。ストリートよりおっかいないよ」と菊地節が炸裂。

漢が「いわゆるファンクと呼ばれる音楽はどういうものなんですか?」と質問すると、「ジェームズ・ブラウンだよ。彼が出てきてファンクは変わったの。JBの『セックスマシーン』は一小節をループしてるじゃない? それまでのファンクはリズム&ブルースみたいに、もっと(曲の中で)展開があったんですよ。JBは1ループと掛け声だけで成立させてしまった」と、現在のヒップホップと関連付けながらファンクを説明した。

さらに「ハウスは『ファンクのパンク』なの」と菊池。これには漢もDJ BAKUも「?」が浮かんだようだが、「パンクっていうのは楽器ができないやつが、できないまま始めた音楽なんだよ。ハウスも同じで、もともとはファンクがやりたかったけど楽器を弾けないやつが機械を使って始めた音楽なんだよね。だからハウスは『ファンクのパンク』なんだ」と解説すると、思わず2人からは驚きのため息が漏れた。

続きを見る