【神回再び】ラスボス般若、魂のパンチライン「俺は死んでもラップをする。骸骨になっても」「俺は自分のガキに夢見させてんだよ」 Zeebra、DOTAMAも涙する史上最高のラストへ

怒涛の快進撃を続けるNAIKA MC/TKda黒ぶち/崇薫の3人で構成されるチーム:パンチラインフェチズ。初登場となった先々週放送分では1stバトルで漢 a.k.a GAMI/サイプレス上野組、2ndバトルで隠れモンスター:FORKを撃破し、先週放送分の3rdバトルではT-PABLOW/DOTAMA/CHICO CARLITOを、4thバトルでR-指定を打ち破り、今回の放送でラスボス:般若との一戦を迎える。

これまでの出陣と同じように、上裸にハーフのファイター・パンツというファイティング・スタイルで登場した般若。チャレンジャーとして彼に挑むのはチーム・リーダーであるNAIKA MC。

1stラウンドのビートにはライムスター“B-BOYイズム”が指定され、NAIKAは先攻を選ぶ。後攻が有利とされるMCバトルにおいて、このチョイスからはNAIKAの覚悟を感じさせられた。

そして「決して譲れないぜこの美学」という、原曲のリリックを引用からバトルはスタート。そして「やられてんだよアンタに/未だど真ん中/けど今日はぶっ倒すぜ/般若倒してここを完全に淘汰」と熱くスピットするNAIKA。対する般若も「お前にとっての真ん中/目の前にいるのがそう般若だ」とNAIKAの言葉をガッチリと受け止めて返す。しかしNAIKAは「俺は全てのB-BOYぶっ倒してここに来た/あとはアンタだけだ/アンタがいなくなりゃ俺らの天下だ」「般若よりNAIKA MC/時代は変わったぜBoom Boom Boom」と、シーンのチェンジ・ザ・ゲームさえも意識したような殺しのラインを般若にぶつける。それには般若もヒートアップしたか「決して譲れないぜこの美学/は?譲れないよこのリアル」「声がでかいだけ/つーかよ崇薫出せ」「お前じゃ役不足」とNAIKAを攻撃し、最後は「俺がボスだけど本当の意味でのチャレンジャー/そこをナメんな/俺はお前を超えていく/ありがとうなNAIKAくん」と勝利を確信したようなラインで締めた。事実、結果は2:3で般若の勝利。


2ndラウンドはDABO“拍手喝采”ビートでスタート。「アンタの後攻なんか取ったってみっともねえ奴で終わるだけだよな」というライン通り再び先攻を選んだNAIKA。「NAIKA MC/おっさんの夢を叶える/アンタ(般若)が一番おっさんの夢叶えてる/最高さ般若/認めた上でアンタを超えて行くのは今しかねえ」という、三十路半ばにしてUMBで優勝を果たした遅咲きのMCの言葉に対して、般若は「おっさんの夢/は?バカじゃねえの/お前もガキいんだろ/俺は自分のガキに夢見させてんだよ」「おっさんだけじゃねえ/ジジイババアから今から生まれてくる子供の分まで」と返す。

この対照的な言葉からはNAIKAと般若のスタンスの違いと共に、立ち位置の違いさえも感じさせられた。同じように「ギドラにBUDDHAに般若にMC漢に/狂ったのはアンタらのせいだ/責任取って貰うぜ」という、チャレンジャーとしての視点から般若を攻撃するNAIKAに対して、「お前の熱い気持ちはもっと音源とライヴにしっかり注いどけ」「所詮はフリースタイルだけだろ」「一年以内にしっかりと作れアルバム」「俺はまた時代を動かす」と切り返す般若の言葉は、モンスターであり、リリースを重ねるアーティストとしての矜持を感じさせる。しかし、それを超えた「どうしても勝ちてえ相手がいるんだよ」というシンプルかつ熱い言葉を放ったNAIKAが3:2でこのラウンドでは勝利。

最終決戦となった3rdラウンドもNAIKAは先攻を選ぶ。そして、この番組のテーマ曲であるSKY-HI“Enter The Dungeon”ビートで雌雄を決する事となった。般若の「俺ももっと成り上がる」という言葉に対して、「アンタこれ以上成り上がったら邪魔なんだよ/アンタ超えて矢沢永吉になるのは俺の方だ」と切り返し、「いつまで経っても般若超えられねえようなら俺ら世代はそこまでだ/今この現場で金字塔を打ち立てる」と世代間闘争やフリースタイラーとしての矜持も言葉に込めて般若に突きつけるNAIKA。

対する般若も「敗北を教えてくれ/俺は勝利なんていらねえ/いまここで生きている/その実感だけがありゃいい/お前と感じあって削り合ってるこの生命」と熱すぎる言葉で返す。

まさにお互いのスタイルを徹底的に提示し、搾り出し、魂と魂をお互いにぶつけていった試合は、クリティカルで般若の勝利。圧倒的なスタイルウォーズは、会場からの鳴り止まない万雷の拍手とともに幕を閉じた。

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