A$AP Rocky、ベンツのキャンペーン動画で自身の半生「兄との絆、死別」を語る

A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)がベンツの新キャンペーンに登場。本名ラキーム・メイヤーズという、伝説のラッパーの名を冠する1人の幼い少年が“ホンモノ”の大人になるまでの物語を自身の言葉で語る、スタイリッシュでクールなキャンペーン動画が公開されている。 


Grow up: “Get a job” featuring A$AP Rocky – Mercedes-Benz original 

「ガキの頃から頭の中にはビートが鳴っていた。でも、どうしたってそいつを外に出してやることができなかったんだ」 

……という本人のナレーションから始まる、このキャンペーン動画。兄の影響で8歳からラップを始めたというロッキーのキャリアは、この時から始まっていたのかもしれない。そして画面には“Get a Job”という文字が映し出される。 

「たぶん、若い頃は何にだってなれるんだよ。自分が選びさえすれば。でも歳をとるほどに、選択肢は狭くなる。そして何を選んでも、気づいた頃にはツケが回ってくるんだ」 

「ただそれでも、ヤバくなったりしんどくなっても、いつも俺の頭の中にはこのビートが鳴っていた。でもある日……そいつがピタッと止まっちまった。鳴らなくなっちまったんだ」 

「俺の兄貴は逝っちまった。でも、また俺の中にビートが戻ってきたんだ。身体中の血管と言う血管を駆け巡ってたよ」 

「兄のレギーのおかげで俺は大人になれたと思ってる。彼がいたから、俺はホンモノの仕事(Real Job)を手に入れることができたんだ。“行けよロッキー、やってやれ。ラップしてみせるんだ”ってさ」 

ロッキーは幼いころに父が逮捕され、さらに13歳のときに兄・レギーが銃弾に倒れるという壮絶な生い立ちを持つ。生きていくために十代でドラッグディーラーとして金を稼いでいたが、この悲劇がラッパーへの道を諦めない原動力になったようだ。 

まるでショートムービーのようなこの動画は、“成長しよう。ホンモノの仕事を手に入れよう。先へとドライブするんだ(Grow Up. Get A Job. Drive)”というメッセージで終わる。HIPHOPの道へと導いてくれた兄との絆、そして死別、その後の自分の宿命を見事に表現しており、ネット上でも 

「最高のCMだな」 

「これ映画にしたほうがいいんじゃないの?」 

「こいつはディープだぜ」

などなど、絶賛の声が集まっている。 

誕生から131年目にして新時代に突入したメルセデスが展開する“Grow Up”キャンペーンでは“成長していくこと”をテーマに、ロッキー以外にも世代や境遇の違う様々な人々の物語が描かれる。“成長していくことは、まだ語られたことのない未来へと歩みだすこと”というメッセージが込められており、2〜3分の短い映像ながら、どれも見ごたえたっぷりだ。 

Grow up: “Be a good parent” – Mercedes-Benz original 

Grow up: “Start a family” – Mercedes-Benz original 

Grow up: “Spend time with family” – Mercedes-Benz original 

Grow up: “Spend time with family” – Mercedes-Benz original 

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