【YOUNG HASTLEインタビュー】仲間=SQUADとの結束をますます強めたハスバム四枚目(後編)

DJ TY-KOH、KOWICHIと共に設立したFLY BOY RECORDSから、一昨年のミックステープに続く4枚目のオフィシャルアルバム「FOREVER LIVING YOUNG」をようやくリリースしたYOUNG HASTLE。「見た目二枚目、やること三枚目、これがハスバム四枚目」――そんなキャッチコピーをたずさえたアルバムには、仲間(=彼言うところのSQUAD)が居を構える川崎に拠点を移し、ますますその結束を強める彼の今が映っている。4月には青山で初のワンマンも予定される彼に聞いた。 




――アルバムタイトルについても教えてもらえますか? 

YOUNG HASTLE:JUELZ SANTANAが3、4年前に「God Will’n」ってミックステープ出した時に、「#FOREVER LIVIN´ YOUNG」ってハッシュタグをずーっと使ってたんですよ、今でもたぶんSANTANAのインスタのプロフィールにあると思うんですけど。それがいいなと思ってて、でもさすがにそのまま使ったらパクリだなと思ってその時はタイトルにしょうと思ってなかったんですけど、ある時TY-KOHと「SANTANAがこういうこと言ってんだよね、頭文字取るとF.L.Y.なんだよね」って話をした時に、「それいいじゃん。アルバムタイトルにしちゃいなよ」みたいな感じで言われて、そこまで言うんなら使っちゃおうかなって感じで。死ぬまで若くいたいっていう意味でも自分にマッチするんでタイトルにしましたね。 

――タイトル曲では「50歳になってもYOUNGは取らない」って歌ってますよね。 

YOUNG HASTLE:死ぬまで取らないっすね。取るんだったらHASTLE取る方がいいかなぐらいの(笑)。まあこれは冗談ですけど。 

――それとこのジャケも相当に……(笑)。 


YOUNG HASTLE:ヤバいっすよね。これ元々我々が大好きな葉巻のDUTCH MASTERSのフレッシュパック(の包装)のもろサンプリングなんすけど、ツイッターでエゴサするとみんなウケてくれて。これがDUTCH MASTERのサンプリングっていうふうにわかってない人でも、単純にヤンハスが6人いるだけで喜んでくれてるんで(笑)。まあジャケはそこまでパロディにするつもりはなかったんですけど、自分の義理の兄貴が元々デザイナーで今回初めて話振って。それでミーティングでYoung Hastleのフォントを同じにして欲しいって言ったら、「ジャケもパロディやったら面白そうじゃない?」って言われて「いいっすね!」ってこのデザインが決まったんですね。で、写真撮ってくれたのがYCM、ヨシミちゃんっていうカメラマンで、彼女は前作からアルバムのアートワーク頼んでるんですけど、彼女も自分と苗字が一緒の「林」だし、兄貴のデザインチームが「ヤング荘」って言うんですよ。昔、同じ名前のアパートの看板をたまたま拾ったらしくて、そこからチーム名にしてるんですけど。たまたまなんかすごくファミリービジネスみたいになったっすね。 

――そうなんですね。制作面で具体的にTY-KOHさんからアドバイスもらったようなことはありましたか? 

YOUNG HASTLE:テーマに関してTY-KOHからアドバイスもらったのは「酔ってる」と「普通じゃない」っすかね。あと「嘘つかない」、「Respect Loyalty」、「支払い」ら辺を連続で作って聴かした時に「もうちょい明るい曲を作った方がいいんじゃない?」みたいな感じで言われてそっから「願い」とか「朝寝る」とか、「作る」、「Nobody’s Perfect」ら辺を作って。俺のアルバムを聴いてくれる人は俺の話聞きたいだろうなと思ってるんでテーマに関しては難しく考えないで曲にした。そん中でなるべく面白おかしくできたらいいなって感じで作ってるっすね。 

――それこそ曲ごとに入ってるガヤはなによりそれが形になったもののように思いますが。 

YOUNG HASTLE:そうですね。ガヤに関しては自分、JIM JONESがずーっと好きなんで、たぶん無意識的にそれの影響があると思うっす。今までは曲によってガヤ入れたり入れなかったりしてたんですけど、去年の夏ぐらいにある人から「ヤンハスの何がいいってガヤがいいよね」って言ってもらえてなるほど、確かにそうだなって。やっぱリリックの隙間を埋めたいし見せどころじゃないですか、面白いこと言えるし。そっから全曲ガヤ入れようと思い始めて、今回は特に空いてる隙間全部埋めて、面白くできるように意識しましたね。 

――ある意味、それがフレーズ単位のオチにもなりうるっていうか。 

YOUNG HASTLE:そうですね。だから最近はあまり言葉詰めないでわざとガヤの隙間を空けるみたいな感じでやってます。 

――レコーディングはどのように進めましたか? 

YOUNG HASTLE:今回は結構自分の家でプリプロして練習してからスタジオ入って感じでやったから、一回目にスタジオ入った時には9曲一気に録ったっすね。もう練習してるし、録るだけだから、あとは細かいとこ直して自分の理想に近づける感じで。 

――さっきちょっと話に出たようにVネックTしかり筋トレしかり日焼けしかり、これまで事あるごとにこだわりを曲にしてきたように思うんですが、今回はそれ以上に、川崎の仲間との今の生活を映す曲が中心になってて。 

YOUNG HASTLE:よりパーソナルになってると思うっすね。基本的に今までずっとほぼ等身大の自分のことしか歌ってないんで、そういう曲が増えるんですけど、ホント毎日一緒にいるから、逆に言ったらそれぐらいしか歌うことがないっていうか、ヒップホップはライフスタイル・ミュージックだと思ってるんで、曲のテーマをひねり出すんじゃなくて、ビート聴きながら浮かんだことを曲にしてった感じなんで。 

――「普通じゃない」の〈筋トレキツくて好きじゃない〉ってラインにはへえ、そうなんだと。 

YOUNG HASTLE:いやあ、好きじゃないっすよ。やっぱりキツいじゃないですか。ジムにいる時は完全に一人なんで、ずーっとため息ついてますよ、俺(笑)。だからやりたくないんすけど、カッコいい自分、理想の自分にはなりたいんすよ。やっぱJIM JONESにあこがれてるから。そうするともう選択肢は一個しかない。 

――やるしかないと(笑)。理想ってことで言うと、こと音楽でそこに近づくための苦しみってあるんですか? 

YOUNG HASTLE:あるっすね。まず音楽で全然稼げてないし、生活ギリギリなんで、バッチリ金稼ぎたいですね、ヒップホップで。 

――そこで自分の音楽をどうしていきたいとか考えることはあるんですか? 

YOUNG HASTLE:作る音楽のスタイルとか内容に関しては今のままで年齢に応じてブラッシュアップしていければいいなって感じなんですけど、もっと有名にならないとお金も稼げないし、そういう意味ではTVに出たいっすよね。面白い感じの曲も作ってるし、筋肉もついてるし、タトゥーもないからTV行けると思うんですよ。日本だとTV出るだけで説得力が違うし、数字も増えるだろうし。今の自分に足りないのは金だけなんで、ミュージックでバッチリビジネスで成功して、楽しい人生を送りたいっていうのが今の目標だし、こっからペース上げて音楽作っていかなきゃなと思ってます。今年の夏前には久しぶりに「WORKOUT」パート2的な筋トレ系の曲も出したいんで、両立できるように自分に鞭打ってやらなきゃなって(笑)。 

――改めてこの「FOREVER LIVING YOUNG」を通じてリスナーに伝えたいことなどはありますか? 


YOUNG HASTLE:俺の音楽に関しては素直に笑って欲しいっていうか。俺のことわかってくれない人達はなにふざけてんだみたいな感じかもしれないんすけど、ウケ狙ってるから笑ってくれていいし、楽しんでくれよって感じ。俺がホントにやりたいヒップホップはこれなんで。 

――今回のアルバムはジャケット含め、パッケージとして過去最高にそれが形になってると言えるかもしれませんね。 

YOUNG HASTLE:アルバム作るたびに毎回自己ベストは更新してるつもり。自画自賛なんすけど今回もヤンハス史上最高傑作になってるからじっくり聴いて、4月29日のワンマンに遊びに来て欲しいって感じですかね。 


【YOUNG HASTLE “Forever Living Young” Concert】

日時:4月29日(土祝) OPEN 18:00 / START 19:00 

会場:青山RizM 

出演:YOUNG HASTLE / DJ TY-KOH / KOWICHI / K-YO / UZI / Y'S 

料金:前売り 3,000円 / 当日 4,000円(税込) 別途ドリンク代 500円 

 ・オフィシャル先行:2/18 (土)12:00 ~ 3/5 (日) 23:00 

ローソンチケット https://l-tike.com/st1/younghastlehp 

・一般発売日:3/25(土) 10:00~ 

ローソンチケット http://l-tike.com/ 0570-084-003 (Lコード:76377)  

チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999 (Pコード:322-750) 

 イープラス(e+) http://eplus.jp




 

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