Zeebraも泣いた!漢 a.k.a. GAMI、GADOROと「KING OF KINGS 2016」を振り返る


3月12日、AbemaTVで『9sari Station 特別編』が放送された。番組では2017年1月8日にディファ有明で行われた「KING OF KINGS 2016 GRANDCHANPIONSHIP FINAL」の中から、ベストバウト3試合を振り返った。さらに「KOK 2016」優勝者であるGADOROがトーク&ライブを披露した。

ベストバウトの1試合目は、『KOK』の最終予選を勝ち抜いてこのステージに立ったS.U.R.R.Y.と、東日本代表のISSUGIのバトル。スロウなビートにスロウに乗せてフロウを聴かせるISSUGIに対し、倍のスピードで言葉を畳み掛けるS.U.R.R.Y.という好対照な戦いとなった。このバトルは1ターン8小節ではなく16小節。ISSUGIは言葉選びのセンスと話し方、さらにビートに対してズレることない安定感あるラップを披露したが、そのISSUGIへのリスペクトを示すつつ熱いメッセージをドロップし続けたS.U.R.R.Y.が僅差で勝利を収めた。

2試合目はHI-KING aka TAKASEと崇勲による『KOK』東西対決。TAKASEはトリッキーなフロウで攻勢を強めていったが、前回王者として絶対的自信をまとった崇勲はその攻撃を跳ね返すように堂々としたラップを披露。TAKASEは自分の持ち味である気の利いた返しで崇勲に食らいつくも、最後は前回チャンプの貫禄に屈した。

3本目は本日のゲスト、GADOROが準決勝でACEとぶつかった試合。バラエティ番組に引っ張りだこのACEは、自分がフェイクでないことを示すかのように最初からGADOROを容赦なく攻め続ける。サイファーを主催しているだけあってフリースタイルのスタミナは抜群。ガチガチに韻を踏みつつ、フロウでは緩急をつけて、しかもGADOROが言うことにしっかりアンサーをしていく。しかしGADOROはACEのゆるぎないスキルを見せつけられても、ひるむことなく向かっていく。そして“クズ代表”の田舎者が、戦いの中でラッパーとしてのネクストレベルに到達し、試合巧者を打ち負かしてしまった。審査員のZeebraは、涙ながらにこの試合を観ていたという。


番組が中盤に差し掛かかったところで、いよいよGADOROが登場。『KOK』優勝直後の1月11日に1stアルバム『四畳半』をリリースしたことについて訊かれると、「(KOKの)本戦よりも前にアルバムの発売日は決まっていました」とのこと。前回の崇勲同様『KOK』王者の冠とともにリリースされた1stアルバムの売り上げは本人の予想以上に好調とのことで、普段は仏頂面のGADOROもこの時ばかりは笑みがこぼれた。漢いわく、『KOK』優勝を見越してアルバム制作をしても、実際は思い通りにいかないことの方が多いという。それをやってのけたGADOROに対して、多大なるリスペクトを送っていることを漢は隠さなかった。

また、普段からフリースタイルの練習をしているのか? という質問に対してGADOROは「あまりしてません。でも以前、唯一の親友であるぶーちゃんとフリースタイルをしていたら20時間経っていたことはあります」という仰天エピードも披露。

ちなみにGADOROは4月21日(金)に渋谷WWWでワンマンライブを開催することが決まっており、オープニングアクトには、そのぶーちゃんが所属するNATUKILLAS。出演理由はぶーちゃんしか友達がいないから、というなんともGADOROらしいものだった。「CONCRETE JUNGLE」のど真ん中である渋谷でGADOROがどんなステージを見せてくれるのか、楽しみにしたいところだ。

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