“ギャングスタ・ラップの父”アイスT、新曲で警察を痛烈ディス 「殺人事件の被害者の半分はアフリカ系アメリカ人」「7時間ごとに一人、市民を殺害」

ヒップホップ・レジェンド、アイスTがヘヴィメタルバンド「ボディ・カウント」名義で新曲を発表。巷で渦巻いている差別に立ち向かう宣言をし大きな反響を呼んでいる。


新曲「No Lives Matter」のミュージックビデオを公開。3月末に発売されるアルバム『Bloodlust』に収録される曲は、アイスTとボディーカウントの復活作。

タイトルから連想が容易なように、黒人が警官に殺される事件が相次ぎ起きた「ブラック・ライヴズ・マター」運動に乗った形、「全ての生ける者」と対象を広げ、女性、ゲイなど様々な立場の人々の人権を、過激な言葉とヘヴィーなギターリフにラップを乗せ綴っている。

ミュージックビデオには、現在のアメリカの貧困問題、警察への問題提起やヘイトクライムに関する統計が掲げられており「4500万人のアメリカ人が貧困に苦しんでいる」「警官は7時間ごとに一人のアメリカ市民を殺害している」「殺しで起訴された警官は1%以下である」「アメリカの殺人事件の被害者の半分はアフリカ系アメリカ人である」「47%ヘイトクライムは差別的なモチベーションによるもの」「アフリカ系アメリカ人は他の人種より2.5倍も多く警官に殺されている」など、どれも痛烈なメッセージばかりで、最後に「レイシズム」に反対するマークで映像を締めくくる。

ボディ・カウントといえば92年に「Cop Killer」で警察に対する過激すぎる攻撃的な歌詞が回収騒ぎになるなど、つねに物議を醸してきたグループ。当時から殺人事件など社会問題についてのテーマや、言論や表現の自由、そして憎しみにも近い「対警察」という態度を全面に打ち出してきた彼らだが、デビュー作から25年という節目の年に、再び彼らの掲げるメッセージが注目を浴びそうだ。


アイスT: No Lives Matter | TMZ Live


アイスT - O.G. Original Gangster (Video)

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