漢 a.k.a. GAMI、DABOとのビーフを振り返る曲を一緒にコラボ?

2月14日に配信された今回の『漢たちとおさんぽ #28』にラッパー・DABOがゲストで登場。低いヴォイスで漢さんぽクルーと軽妙なトークセッションを展開した。

漢 a.k.a. GAMIとDABOと言えば、まず最初に気になるのは2000年代にシーンを賑わせたビーフの話題だ。漢は当時MSCの前進グループ・MS CRUのメンバーとして日本のヒップホップシーンに新しい風を吹かせる存在だった。一方のDABOはすでに<Def Jam Japan>の契約した最初のラッパーとしてスターダムの頂点にいた。


当時の情報源は<blast>というヒップホップ専門誌で、インターネットのない時代だったが、大小と問わず日本国内のさまざまなヒップホップムーブメントを取り上げていた。雑誌を隅から隅まで読むタイプであるDABOは、MS CRUのことをblastで知ったという。「新しい角度から東京を切り取るグループだな」と好意的に捉えていたが、同誌にMS CRUが作品でDABOを攻撃していることを知り「どうやら俺、嫌われてるっぽい……」と思ったと話した。

ちなみにMSCがDABOに対してディスしたのは、DABOがアルバム『HITMAN』のジャケットでおもちゃの拳銃を構えていたことなどに反応したから。当時のMS CRUにとって“リアル”とは文字通りの意味だった。拳銃を構えるなら、実際に本物の拳銃を所持し、使用する人物でなくてはならない。ヒップホップにおけるリアルに遊びはないという心情だったのだ。


そんな両者が実際に会ったのは、2004年7月に妄想族のMASARUが主催のイベント。両者が互いにディス曲を応酬し合っていた中で開催された。漢はこの時DABOのステージに乱入したが直接バトルには至らず。現場には行っていなかったが映像を観たというDJ BAKUは「かなり怖い雰囲気だった」と語る。しかし、漢の乱入で一触即発の雰囲気をステージ上で醸し出していたものの、止めに入った妄想族がDABOに対し「これは“おいしい”から」と話していたことも明らかにされた。


この話の流れから急遽、漢が現在制作中の作品について語り出す。その作品は自伝『ヒップホップ・ドリーム』のサウンドトラックとして制作しているという。あと1~2曲で完成というところまで来ているらしく、DABOとのビーフを振り返った曲を一緒にやるのはどうかと提案。いきなりのオファーに驚きつつも、DABOはこれを快諾。当時のスキルでは表現できなかったことをやりたいと、意欲を見せた。

『ヒップホップ・ドリーム』のサウンドトラックの発売日は未定だが、ヘッズたちはぜひ楽しみにしていてほしい。


■漢 a.k.a. GAMI / my money long

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