ドクター・ドレのサンプリングなどでも知られるデヴィッド・アクセルロッドが83歳で死亡

ドクター・ドレーの「The Next Episode」に代表されるサンプリングのソースなどでも幅広く知られるロサンゼルス出身の作曲家でプロデューサー、デヴィッド・アクセルロッドが2月5日に83歳で亡くなった。

1936年、LAのサウス・セントラルの黒人居住エリアで生まれたと言われるアクセルロッドは、60年代にプロデューサーとしてジャズ作品の制作スタッフとして音楽キャリアをスタートしクールジャズと言われる西海岸のジャズシーンの作品や、有名どころではキャノン・ボール・アダレイといったミュージシャンの作品を手がけ、1968年には自身もアーティストとしてデビューしているが、サイケデリックともオーケストラを用いたインストゥルメンタルにポエトリーディングの乗るといった作品は当時はまったく理解されずに時代に埋もれていたようだ。

そのまま鳴かず飛ばずのまま70年代から80年代初頭まで細々と作品を発表していたアクセルロッドだが、90年代に入るとヒップホップアーティストによって、彼の楽曲がサンプリングされるようになりスポットライトが当たるようになる。

有名なところではDJシャドウの「Midnight In A Perfect World」やピート・ロックなどにもサンプリングされた「The Human Abstract」やドクター・ドレの「The Next Episode」でデヴィッド・マッカラムに提供した「The Edge」。リル・ウェイン、ファット・ジョー他数多くのアーティストがソースに使用した「Holy Thursday」など初期作品を中心にDJプレミア、マッドリブ、デ・ラ・ソウル、ウータンクランなど、膨大な数のアーティストが彼の作品を使用した。

ソーシャルネットでもDJシャドウが「1998年に彼にはじめてあったことを忘れられない。彼に『Rabbit In Your Headlights』のリミックスを頼んだんだ。デヴィッドはとても威圧的でバカに関わらないような人だったけれど敬意を感じたとき、彼はこの世で最上級の友人になってくれる人でもあった。とにかくデヴィッドと知り合えて光栄だったよ、広い世代ヒップホップキッズや音楽を夢見る人にとって本物のヒーローだったんだ」と彼との交流の想い出を綴り、クエストラヴが「音楽家/作曲家、デヴィッド・アクセルロッドが亡くなったと聞いて悲しい気持ちだ。彼は創作に没頭しそのピュアなアレンジはまさにヒップホップだったし、彼はカルチャーの理解者だった」と哀悼のコメントを寄せた。またマッドリブ、フライングロータス、ハドソン・ホモークなども彼の死を悼み追悼のコメントを綴っている。

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